国立西洋美術館の特徴

国立西洋美術館の特徴

国立西洋美術館(The National Museum of Western Art)は西洋の美術作品を専門とする美術館です。
東京都台東区の上野公園内にあり、独立行政法人国立美術館が運営しています。
国立西洋美術館には、印象派など19世紀から20世紀前半の絵画・彫刻を中心とする、松方コレクションが収蔵されています。
松方幸次郎は20世紀初めにフランスで多くの美術品を収集しました。
しかし、コレクションは第2次世界大戦後、フランス政府により敵国資産として差し押さえられていました。
その、松方コレクションが、日本に返還される際の条件として、国立西洋美術館が建設されることになったのです。
本館の設計は、フランス人建築家ル・コルビュジエによるのですが、彼の弟子である前川國男・坂倉準三・吉阪隆正が、実施設計・監理に協力し完成しました。
国立西洋美術館設立20周年の年(1979年)には、本館と一体に機能するように新館が増築されました。
本館は、1998(平成10)年、地域に根ざした優れた公共施設として当時の建設省より「公共建築百選」に選定されています。
その後、企画展示館は、21世紀に向けた企画・特別展、修復保存、美術教育、情報資料部門等を中心とした美術館活動の一層の充実を図る目的で建設されました。
現在は、松方コレクションに加えて、創立以来毎年購入しているルネサンス以降20世紀初頭までの作品、および寄贈・寄託作品を常設展として、年間を通して開催されています。